どうも、YouTuber分析家のヒトミです。
今回は、SNSがどのような変遷をたどってきていて、近い将来SNSが自己表現においてどのような立ち位置を持つかについて解説していきたいと思います。
「初めての自己表現」前略プロフィールから始まったSNS
懐かしいと感じる人や「なにそれ?」と感じる人などが最も顕著に分かれるでしょう。SNSの時代はガラパゴスケータイの自己紹介サイト、前略プロフィールから始まりました。

当時は簡素な「文字」が中心のプロフィールサイトで、自己を表現する場としては初めてのプラットフォーム。一方でその匿名性の高さから、「ネットいじめ」が学生の間で横行した時代でもあります。
「文字から画像・アバターへ」ミクシィ・モバゲー・ハンゲーム。
そのSNSの次の段階としては「画像やアバターで自己表現をする」という時代に変わっています。具体的にはモバゲータウン、ハンゲーム、ミクシィなど「アバター」で自分を表現することがスタンダードとなる時代に変わりました。

文字からアバターへ変わったことにより、課金者が目立つアバターを利用できるなど「マーケティングとしてのSNS」が数少ないマーケターに初めて注目された時代です。
「日常感の強いSNSと動画の普及」Twitter、Facebook、Vine。
この時代に大きく変わったことは「自らの日常をありのままにさらけ出し、共感が共有を呼ぶ」という変化が訪れました。
リツイートやシェアといった機能は日常の何気ない瞬間、可愛い猫の画像、思わずクスッと笑えるような動画を「共有」するための新たなプラットフォームへと変化。

この時代になると、「Twitterマーケティング」や、「Facebook集客」といった、それなりの効果が期待できる集客方法のメソッドが著作などでも共有されるようになります。
↓SNSのマネタイズについてはこちらの記事でも触れていますので、参考にしてみてください。
文字からアバターや画像へ、そして動画へといったSNSの流れを感じることができるでしょう。そして時代はYouTubeやインスタグラムへと移ります。
「作品を表現する場」YouTube、Instagram、そしてTikTok。
この時代になると自分でアイデアを生み出し、投稿することで数字が跳ね返ってくるクリエイタープラットフォームとしての利用が可能なYouTubeを利用して、さらに多くの集客、マネタイズを行おうとする者たちが現れます。
そう、彼らがPDSさんやはじめしゃちょーさん、マスオさんらをはじめとする「YouTuber第1世代」です。時代の流れは完全に追い風であったため、早期に目をつけた彼らは圧倒的なアドヴァンテージを手にしました。

Instagramももはや日常という要素はまやかしの鎧となり、いかに幸せな日常生活を送っているかのアピール合戦、いわば作品を投稿するプラットフォームと化しています。
同時期か少し後に展開されたTikTokも、コンテンツクリエーションというまさにYouTuberやInstagramと同等の意義を持つプラットフォーム。もともとニュース会社としてのノウハウを大量のAI管理でもつTikTokも瞬間最大風速で解き放垂れました。
時代はSNS最終形態「ライブ配信」へ。
ネット上でコミュニケーションが行われる最終形態が「リアルタイム双方向」です。つまりライブ配信が技術の進歩とともに実用可能になり注目される時代が到来しました。

この形態が最終地点であり、SNSという形ではこれ以上の進化は遂げられないでしょう。ここから先、もう対面になってしまってはSNSとは呼べないですから。
17 LiveやLINE LIVE、SHOWROOMといった様々なアプリが乱立する、まさに戦国時代が訪れています。
↓「なぜライブ配信をしたほうがいいのか?」はこちらからご覧ください。
現代に生存している全てのSNSは表現者にとって必須である
これらの流れを見ていくと、文字→画像→動画→ライブという流れを感じることができると思いますが、現存している「Twitter、Instagram、YouTube、Live配信」は全て行うことで自己表現が完成するというのが現代の構図です。
アーティスト活動を行う人を例にするならば、以下のようになります。
YouTube:自身の音楽作品を提供する場所
Live配信:音楽作品の練習を見せたり、雑談コミュニケーションをする場所
Twitter:ライブの告知をしたり、新規取り込みのための窓口とする場所
Instagram:アーティストとしての仕事を受注する場所
これら全てのプラットフォームを最大限活用する事で、表現者としてのパフォーマンスが最大になるという事が必然となります。全てのSNSに意味があり、昨日分散しているからこそ生き残っているのです。
YouTubeは全てのSNSの頂点に位置する
有名になることを目標とする人にとって、最も大切なのは「あなたは何者なんですか」の部分です。
ここを表現できるのがYouTubeというプラットフォームであるため、クリエイターはYouTubeのコンテンツを中心として他のSNSを形成し、YouTubeの効果が最大となるような振る舞いをしていくことが望ましいと言えるでしょう。
全てのSNSには、意味があるんです。もうそんな時代になってきています。
また、肝心のYouTubeの視聴回数を増やす方法についてはこちらからご覧ください。
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