どうも、YouTuber分析家のヒトミです。
みなさんにとって、アイデアはどこから生まれるものでしょうか?
クリエイターとして活動している/していないに関わらず、これは大きな問題です。
どんな仕事をする上でも発想力のある人が成功しますし、人生においてはパーソナリティとも深く関わってきます。
たとえば『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤング)というロングセラー本があります。
米広告業界を渡り歩いてきた著者が、クリエイティブなアイデアを生み出すための方法論をまとめた本なのですが、その中でこんなことが書かれています。

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
そう、すべてのアイデアは組み合わせによって生まれます。
決して天啓のごとく降ってくるものではありませんし、自己との対話によって湧いてくるものでもありません。
無から有は生まれませんし、人を驚かせるアイデアには必ず元ネタがあります。
それは生まれながらの才能ではなく、経験によって得られる技術なのです。
そこで今回は、こうした要素の組み合わせによるチャンネルを5つ紹介したいと思います。
どのチャンネルも一方の要素だけでは、同じようなジャンルの動画に埋もれていたに違いありません。
両方の要素が揃ったことで、はじめて独創的なチャンネルとして頭角をあらわしたのです。
目次
アイデア勝負のチャンネル①:トイプードル×料理「Cooking with Dog」
2007年から活動しているこちらのチャンネル、YouTubeでも最古参組のひとつで、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

最近は更新頻度を落としていますが、チャンネル開設から今日に至るまで、一貫して日本の料理を紹介しています。
作りとしてはいたって普通の料理番組に見えるのですが、ポイントは画面に映るトイプードルのフランシス(2016年に死去)。
このフランシスが作り方を解説する、という体裁で番組が進行するのです。
彼が喋っている日本語なまりの英語によって、世界中にフランシスのファンを獲得し、大人気のチャンネルとなりました。
余談ですが、最近だとくまクッキングさんが「巨乳×料理」という独創的なスタイルで活動されています。
胸にスポンサーをつけていくと言う非常にくまクッキングさんについては別の記事で紹介していますので、そちらもご覧ください。
アイデア勝負のチャンネル②: 理系高学歴×エンタメ「はなお」
こちらも大人気のチャンネルなので、知っている方も多いでしょう。
大阪大学大学院という学歴を活かし、自由な発想でエンタメ系コンテンツを制作しています。
とりわけ「理系で陰キャ」という性格設定を活かたネタが魅力的で、時折突っ込まれる下ネタもアクセントになっています。
同じくUUUM所属の高学歴YouTuber、ゆきりぬとも頻繁にコラボしていますよね。
はなおさんについても別の記事で成功理由を分析していますので、ぜひご覧ください。
・アイデア勝負のチャンネル③: 双子×大食い「はらぺこツインズ」
双子の姉妹「かこ」と「あこ」による大食いチャンネル。
その実力はかなりのもので、テレビ東京の番組「大食い王決定戦」にも出場しています。
ただ食べるだけではなく編集にもこだわっており、仲のいい双子の掛け合いが楽しめるのも魅力のひとつです。
はらぺこツインズについてはこちらの記事をご覧ください。
アイデア勝負のチャンネル④: マッチョ×ピアニスト「僕、フォルテ/Mr.Forte」
ピアニストYouTuberのフォルテが運営するチャンネル。

彼の実力も折り紙付きで、過去にはアジアのコンクールで優勝もしているそうです。
筋骨隆々の男性がピアノを弾くという構図も面白いですが、彼の場合はコメディアンとしての要素も合わせ持っています。
真面目な解説動画からドッキリ系の企画まで幅広くこなせるため、将来的な活躍も期待できます。
アイデア勝負のチャンネル⑤:LGBT×英会話「マサキチトセのクィア英会話」
登録者数こそまだ少ないものの、社会的マイノリティのYouTuberによるチャンネル例として最後にご紹介します。
LGBTで海外経験のあるマサキチトセによるチャンネルです。

その名の通り、LGBTに関連する英会話をテーマに行っており、なかには社会に対する鋭い批評も含まれています。
たとえピアノや大食いのように胸を張れるような特技がなかったとしても、自身の置かれている環境や性格はアイデアの重要な種になります。
生きている以上は何らかの性質を備えているわけですから、そこを取っ掛かりにすればきっとアイデアが思い浮かぶはずです。
まとめ:誰もがアイデアの種を持っている
いかがでしたでしょうか?今回はアイデア勝負のチャンネルを5つ紹介しました。
そういえば最近『スター・ウォーズ』が世間を賑わせていますが、そもそもジョージ・ルーカスはこの物語の構想を神話論から得たとされています。
古今東西の英雄譚が原型となり、このSF映画の金字塔が生み出されたのです。
当然、それを「パクリ」と指摘する人は誰もいません。
脚本を書くのが苦手だったルーカスのように、私たちの多くはアイデアを生み出すことが得意ではありません。

しかし、すでに述べたように、あらゆる創造性は才能ではなく技術の問題として、経験によって培うことができます。
ぜひ、みなさんも諦めずに魅力的なテーマや企画を考えてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。
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