どうも、YouTuber分析家のヒトミです。
今では当たり前の「YouTuber」は、いつから話題になったのでしょうか。
クリエイター達のバズり動画が徐々に徐々に繰り返し浸透して、現在の地位を築きあげていることは言うまでもありませんが、その歴史的なクリエイターの魂が詰まった一本を紹介させていただきましょう。
今回は、ヒカルさんの「祭りくじの闇に迫る」動画について見ていきたいと思います。
当たりはなかった?祭りくじで悪事を働く一部始終をban覚悟で完全公開します
公開日 2017年4月3日
再生回数 39,492,060回(2020/2月現在)
言わずと知れたヒカルさん魂の一本。
この動画のヒットしたポイントを見ていきましょう。
社会の闇に迫るクリエイターのパイオニアとして、注目を集めた
当時のYouTubeでは、先駆者となるニコニコ動画やツイキャスで流行っていた「社会の闇に迫る」というジャンルがまだ確立されていませんでした。
もともとこのジャンルは人気が高いことは証明済でしたが、一定の「リスク」を伴うため、クリエイターを選ぶカテゴリとなっていました。
勇敢にもここに斬り込んだのが、「チームヒカル」だったのです。
ヒカルさんは今でこそ4人の「ネクストステージ」というユニットとして活動していますが、ずっと画面上では1人のプレイヤーのように見えていました。
実際は、たくさんの仲間と共に活動していたグループユニットであったのですが、見せ方がうまかったのですね。
結果として、「社会の闇にヒカルが斬り込んだ」という見え方も相まって、勇敢な戦士として捉えられたのです。
溢れ出る祭り屋台の臨場感に、後援の眼差しを感じた

この動画では、祭り屋台でヒカルさんが祭りくじを引く様子をすぐ後ろの画角から撮影しています。
ボディーガードとして集まった友人が、ヒカルさんを囲んで安全にくじが帰る環境と撮影できる環境を整えていますね。
その後ろにはさらに大勢の観客(声援を送る子供たち)がおり、画面には映り込んでいないものの、立体感のある構成になっていることも一つのポイントとなっています。
動画内での共通敵に、全視聴者が一体となった

登場する屋台の店員、途中で登場する屋台主側の観客、大ボスとして現れる店主が程よい嫌悪感を煽っていることも、共通敵の登場による現場、ひいては視聴者が一体となった理由の大きな部分を占めているでしょう。
「ワシらは少なくなったら足すだけやから」
名言とも呼べるこの店主のセリフには、全ての視聴者がイラッとしたと言っても過言ではないでしょう。
このセリフはのちにヒカルさんの動画のコメント欄でも多く見られる「流行語」となっています。
締め括りで語られた本質的な一言に、視聴者が震えた

極め付けは、動画の最終盤で語られたヒカルさんの一言。動画の内容をコンパクトにまとめ、視聴者の共感を得る素晴らしい一言を放ちました。
「これが祭りのくじの闇ですよ」
アタリなど入っていない、明らかになったその真実を簡潔にまとめ、視聴者に伝えました。
テンポも良く、カメラに向かって訴えかけるように放った一言。お金を13万円使った後のこの表情に、全国が震えました。
そしてラストはこの言葉。
「汚い大人やな」

祭りの屋台で子供の夢を踏みにじり、ビジネスにすらなっていない商売でお金を巻き上げる屋台の店主に、全員が感じた感情を代弁しました。
この動画は伝説となり、2020年2月現在で3,900万再生を突破しているまさに「YouTuber史に名を残す伝説の動画」となっています。
ヒカルさんはべしゃり食堂やヒカルゲームズなど、様々なチャンネルを運営してきました。
リアルの顔出しで生み出したこの「祭りくじ」動画は、生ける伝説となったのです。
参考:ヒカルさん関連の記事まとめ
なぜヒカルさんは唯一無二の存在としてトップを走ることができるのでしょうか。そこに仕掛けられたあるストーリーとは。
ヒカル超初期チャンネル「べしゃり食堂」。再生回数を見てみると、コアファンでもほとんどが知らない情報ばかりです。
弟の成功は、兄の支え。マネージャーとしてYouTuberの中でも最優秀クラスのまえすさんのマネージング力の源泉について迫ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。