どうも、YouTuber分析家のヒトミです。
世界での標準語は英語といったイメージがありますが、実はまだまだ日本語の需要は存在しています。
今回は、外国人向けに日本語の講義を行なっているチャンネル「三本塾」さんに注目して見ていきたいと思います。
まずは、三本塾さんのチャンネル基本情報から見ていきましょう。
三本塾Sambon Jukuさんのチャンネル基本情報

三本塾Sambon Jukuチャンネルは、日本語教育学修士、日本語教育能力検定を保有している男性が海外向けに運営しているチャンネルとなっています。
具体的には、文法の解説などの「日本人ならではのニュアンス」をわかりやすく解説しており、動詞や接続詞などの「品詞」につていの学習や、平仮名そのものの学習なども行っています。
それだけでなく、日本の観光名所などについての紹介も行っており、総合的に外国人にメリットがあるチャンネル構成になっています。
2020年2月現在、チャンネル登録者数は5.7万人、チャンネルの総再生回数は110万回となっています。
チャンネル登録者に対し総再生回数はまだまだこれからといったところですが、信頼のおけるオーソリティと分かりやすい解説は高クオリティコンテンツとなっています。
また語学を対象にしている点も、これからも継続して再生される普遍コンテンツであるため非常に注目です。
三本塾Sambon JukuさんのオススメYouTube動画
さて、そんな三本塾さんですが、チャンネルの中でも筆者が特に分かりやすいと思った動画をいくつか紹介させていただきましょう。
[LISTENING] How Do Japanese Memorize Kanji?/日本人はどうやって漢字覚える?
日本語の学習の中でも特に難易度が高い「漢字」。
その漢字学習方法について触れている、日本人にとっても為になる動画になっています。
シンプルな画角で、喋ったこと以外の情報量があまり入ってきません。その為わかりやすい動画構成になっています。
実際にコメント欄でも「外国人ですが ビデオは とっても 分かりやすいです。 ありがとうございます🙏」と助けられた視聴者のコメントが見られますね。
自然な自己紹介/The Best Way to Introduce Yourself in Japanese
言語学習の基本である「自己紹介」を、より口語に沿った形でレクチャーしている動画になります。
コメント欄でも、「やっぱり、教科書の日本語は不自然です。こういうビデオはすごくお勉強になります。 ありがとうございます。」
と、日本語教育の教科書がまだまだ整備が必要な現状をしみじみと感じますね。
「ありがとう」間違えすぎ/You Don’t Know the Right Way to Use “ありがとう”
日本人にとっては当たり前の「ありがとう」も、実はニュアンスで理解していることが多く、日本人特有の非言語でありがとうを感じているんだな、ということがわかる動画です。
外国の方にとっては、ありがとうは不自然な文脈で使われがちです。
例えば、英語でも「Thank you for〜」の出だしで始まる文語が多すぎる為、ありがとうは自然に出てしまうのですが、TPOを選ばないありがとうは逆に危険ということですね。勉強になります。
三本塾Sambon JukuさんのTwitter(ツイッター)
三本塾さんは、日常やファンとの双方向コミュニケーション、マーケティングの一環としてツイッターアカウントを運営しています。
「学校に行くお金や時間はないけど、三本塾の動画なら勉強になる」といったコメントも増えてきたようで、嬉しいツイートをしていますね。
中には「日本語クイズ」と称して、間違えやすい日本語を4択クイズ形式で出題している呟きも見られますね。
「リプ返」を行なっているツイートも。まだまだリプライ数は少ないので、逆に言えば密なコミュニケーションを取れそうですね。
まとめ「知的好奇心への訴求」

以上、三本塾さんのチャンネルについて紹介させていただきました。
このチャンネルのポイントとしては、知的好奇心を煽り、クイズなど「あなたはわかりますか?」とストレートに答えを迫る場面を積極的に作り出しているところでしょう。
教育系のチャンネルは積極的なコラボによって「ひとつの大きな学校」を作ってしまうというのも、新たな姿なのかもしれませんね。
特に、「日本文化」を扱っているトーキンジャパンさんなどは相性が良いのでしょうか。
様々な方法を模索していくことに、期待していきたいと思います。