YouTubeを開いて動画を見れば、その下には「関連動画」として、あなただけのおすすめが表示されています。
果たしてこれらのオススメ関連動画は、どのようなアルゴリズムにて決定されているのでしょうか?
なんとなく「自分にとって面白い動画が羅列されている」という感覚があるものの、中には関連動画と言いながら全く関連性のない動画もあったりして不思議に思っている人もいるのではないでしょうか。
もちろん根本となるアルゴリズムの計算式は日々変動していますが、今回はその関連動画に含まれる要素を分解してみていくことにしましょう。
目次
関連動画に掲載されるためのアルゴリズム

関連動画には、一言で言えば「個人個人の視聴者にとってオススメの動画が掲載されている」という事です。
「あなたにとっての関連動画」は、「他の人にとっての関連動画」と一致するわけではありません。
そこで重要視されている要素を分解してみていくことが、関連動画からの流入を増やすキーポイントになるでしょう。
視聴者のエンゲージメント、つまりは「その動画をどれだけの興味を持ってどれだけの時間視聴維持して見続けることができるか」が最大になるような計算式で、アルゴリズムが組まれているのですね。
エンゲージメントについては下記の記事から高めるための工夫を紹介させていただいておりますので、より詳しく理解したい方はこちらをどうぞ。
視聴者が「合わせて閲覧している動画」

まず一つ目は、視聴者の一般的な回遊ルートをフォローするものです。
例えば、ラーメンYouTuberの人気動画を再生した視聴者は、おそらく次の動画は「同じラーメン YouTuberの他の人気動画を見たくなる」「他のYouTuberのラーメン動画を見たくなる」事が容易に想像できます。
つまりは、一般的にその動画が再生された後に直接ルートとしてなんの動画を見ているかというデータが実績として蓄積し、その値の大きいものはアルゴリズムに寄与するという事です。
関連するトピックの動画

そして、2つ目は「関連するトピックの動画」です。
一般的に「このジャンルの動画の後にはこのジャンルの動画が再生されている」といった、動画固有のフォローアルゴリズムではなく「カテゴリとしてのフォローアルゴリズム」も重視されているということですね。
クッキング系は回遊率が高いとか、お笑い系はこのジャンルに繋がりやすいとか・・・
そういった「カテゴリの持つ魔力」をアルゴリズム化していくことで、より視聴者にとってのエンゲージメントを高めるための一般的な条件が整っていくわけですね。
視聴者が以前閲覧したことのある動画
3つ目は、その動画に紐づいている関連動画ではなく、視聴者が再生履歴として蓄積した動画群からなるアルゴリズムになっています。
その視聴者が東海オンエアさんの動画をたくさん見ていれば東海オンエアさんの動画がジャンルに関係なく関連動画に出現する可能性があるといったような具合です。
その視聴者のエンゲージメントは、特定のクリエイターの動画を見ている時が最も高まるのではないかという仮説が働いています。
そのため、視聴者によって関連動画が大きく違うといった事象が発生するんですね。
あなたの関連動画を増やすための提案
以上のように、関連動画は「その視聴者にとって最もエンゲージメントが増えるような」仕組みの元にリスト化されています。
そのため、有機的な繋がりを持つ動画シリーズを作成したり、他の人が行なっている「流行り」に乗ってみたりなどは非常に大切なことになってきます。
今やもはや当たり前となった「1万円企画」もその典型例で、こぞってYouTuberが行なっている理由もこの関連動画理論から容易に想像できることでしょう。
激辛ペヤングなども全く同じ理由ですね、身近でトレンディ、かつ関連動画掲載も狙えるといった素晴らしい「ネタ」になっています。
自分だけのオリジナリティを模索しながら、有機的な繋がりを見つけていきたいですね。
それでは。