最近よく耳にする「ASMR」という単語。
YouTubeなどの動画コンテンツプラットフォームにおいては、確固たるジャンルとして安定した再生回数を稼ぎ出すコンテンツにまで成長したこの「ASMR」。
耳かきや咀嚼音など、動画のコンテンツはどこかで見たことがあるという人でも、なぜ気持ちいいのか、何の略なのかといったメカニズムに詳しい人はごく一部だと思います。
本記事では、そんな「ASMR」について「なぜ気持ちいのか」「どんなジャンルがあるのか」などを深掘りして読み解いていきたいと思います。
なお本記事は、およそ3分で読み終えることができます。
ASMRって何の略?

ASMRとは、「Autonomous Sensory Meridian Response」の略語です。
この言葉は「自律感覚絶頂反応」という意味合いで、「とにかく脳が気持ちよくなる!」という意味に捉えるのが正解のようですね。
世間では「エーエスエムアール」「アサムラー」などと様々な呼び方で呼ばれていますが、正式名称は特には定まっていないようですね。
ASMRはなぜ気持ちいの?
さて、そんなASMRが人々の心を魅了している理由やメカニズムは一体どこにあるのでしょうか。
まずASMRが気持ちい理由としては、耳から得た音がその人自身の過去の体験を思い出すといった連想効果や、耳の奥に普段伝わらない振動波系をダイレクトに伝えることで得られる脳の快感があります。
例えば、耳かきの音を聞くと耳かきをしてもらった体験などを思い出したり、川の音を聞くと楽しかったキャンプの映像が脳裏に蘇る、など記憶と直結している部分が大きいのです。
しかしながら一方で、辛い経験などの記憶も呼び覚ましてしまうため、ASMRを聴きながら悲しい気持ちになってきたときは、別の動画に切り替えるなどして感情をうまくコントロールしましょう。
ASMRにはどんなジャンルがあるの?
ASMRには、ある程度決まったタイプの動画ジャンルが存在します。
まだまだ未開拓の領域も多いですが、現在人気のあるジャンルをいくつかピックアップして見ていきたいと思います。
スライム系ASMR
スライムを手で触っている時のあのなんとも言えない音は、ASMRとして非常に機能しています。スライム系というジャンルまで確立されるほど、人気のコンテンツになっているのです。
咀嚼音系ASMR

人が何かものを食べている時の咀嚼音は、ASMRジャンルとして非常に有名です。
あのデヴィ夫人なども、咀嚼ASMRをアップロードしていましたね。
普段なかなか意識して間近で聞かない音だからこそ、興奮がより高いものになっています。
自然音系ASRM

川のせせらぎや焚き火の音など、自然の音を耳でダイレクトに感じるというものです。
どちらかというと想像力が満足し心地よい空間に浸っているような気持ちになれるという部分が人気で、こちらも非常に人気のコンテンツになっています。
ASMRで人気のYouTube動画
それでは、実際にYouTubeにアップロードされているASMRの動画をいくつかピックアップして、紹介させていただきましょう。
チャンネル登録者数と再生回数との差を見れば分かる通り、ジャンルそのものが人気だということがわかります。
ASMR 50+ Triggers over 3 Hours (NO TALKING) Ear Cleaning, Massage, Tapping, Peeling, Umbrella & MORE
メタリックな素材のものを長い爪で引っ掻いたり、バブル系のネチャネチャしているスライムを触ったりなど、ASMRの定番とも言える要素が詰め込まれた三時間の動画です。
再生回数は8,000万回を突破しており、ASMR系の動画の中でも人気屈指の動画となっています。
[ASMR] 5周年🎉ささやき雑談 / 耳のマッサージ、耳かき、タッピング、ロールプレイ、ため口
ASMRクリエイター、はとむぎさんの動画。
耳かきやタメ口などの「ゾクゾクする」内容を中心に動画化されているコンテンツとなっています。
ASMR5周年はさすがですね。
ASMR 脳がゾクゾクする音探し | Brain Tingling Mic Exploration (Tapping, Scratching, etc.. ZOOM H6 Triggers)
ZOOMのマイクに様々なものを押し当てて、ASMRとして成立する何かを探している動画。
フォークをこすったりしているのは非常に斬新ですよね。
コメント欄でも、「おすすめにのっていたので、見てみたらすごくいい音だった..😭❤️ 爪が綺麗だし可愛すぎて見とれちゃう😂❤️」とはまっている視聴者のコメントが見られます。
捕捉:「GRMW」って何?
略語の意味がよくわからないものの一つとして、GRWMなどのモーニングルーティンもその一つとしてあげられるでしょう。
下記の記事では改めて「GRWM」について解説しておりますので、気になる方は是非あわせてご覧くださいませ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。