芸能人がYouTuberとしての活動を始めるのは、もはや驚きのない当たり前の光景になってきました。
しかしながら、YouTuberとして「成功」している人はごくわずか。
江頭さんやカジサックさん、中田敦彦さんを成功事例とするならば、その領域までたどり着いている芸能人はほぼいないと言っていいでしょう。
ちなみにカジサックさんの成功要因は以下の記事から分析させていただいておりますので参考までに置いておきます。
水嶋ヒロさんや本田翼さんなど、圧倒的な人気を持ち再生回数が爆発的に伸びている一部のケースもありますが、あくまで「ビジネス」としてYouTubeを捉えた時に、本来ある知名度や実力が発揮できていないクリエイターもいます。
今回はそんなクリエイターの1人、宮迫博之さんについて見ていきましょう。
目次
宮迫博之さんのチャンネル基本情報

2020年3月現在、チャンネル登録者数は68万人、合計再生回数は4,000万回となっています。
もちろん数字だけ見ればクリエイターとしては上々なのですが、MCをあれだけこなしていた宮迫さんであれば数百万クラスの実力があるはずなのに、なぜ伸び悩んでいるのでしょうか。
宮迫博之さんのチャンネルが伸びていない3つの理由
そんな宮迫さんのチャンネルが思うように伸びていない理由として、大きく3つの理由を抜粋し見ていきましょう。
チャンネルコンセプトが定まっていない
一つ目、最も大きな原因は「チャンネルコンセプトのブレ」にあります。
一体なんのチャンネルなのか、どのようなコンテンツを発信しているのかが一言で説明しづらく、コンテンツでチャンネルを選択するタイプの視聴者に全くと言っていいほど刺さっていません。
釣りやゲーム、クッキングなど「一目でわかる」コンテンツ群を提供しないクリエイターは、戦国時代を勝ち抜くことができません。
独自コンテンツを生み出せていない
そして2つ目は、他のYouTuberの企画の二番煎じのようなものを繰り返し企画として動画化しており、宮迫博之だからこそ生み出せるコンテンツがほぼないということです。
特に何かをやらなくても、ジャンルを決めた闇のトークや趣味をふんだんに生かしたキャンプチャンネルなど、何か自分らしいコンテンツを生み出すことが宮迫さんにとっての急務と言えるでしょう。
スタッフをうまく絡められていない
3つ目は制作スタッフ陣が全く生かされていないということです。
ラファエルさんでいう「イーサン」、ヒカルさんでいう「名人」、カジサックさんでいう「ヤスタケ」などの周辺人物を巻き込んだチャンネル作りを行うことは、
一定程度のトーク力のあるクリエイターにとってはもはや追い風にしかならない事項なので、ぜひスタッフ共々活かせるような企画を作るべきです。
宮迫博之さんのYouTube動画はこうすれば伸びる
具体的に動画を見ながら、どこをどうすればチャンネルが成長していくのかを見ていきたいと思います。
【創造料理】知らない料理、想像しながら本気で作ってみた
東海オンエアさんのネタ企画をまるパクリしている動画です。演技も大きく、見ていてあまり面白みがありません。
加えてコメント欄でも、「天の声の人の才能がないから行けるところに行けない感があるんやけど」と、スタッフに対する辛辣なコメントが来ていますね。
こういった料理系の動画を出すのであれば、企画的な料理ではなくて、「宮迫博之は普段何を食べているのか」などの日常に迫る動画の方が視聴者に刺さるでしょう。
本家みやたこを食べながら、思い出の地を巡る
自身のプロデュースするたこ焼きや「みやたこ」を食べながら、自分にゆかりのある地を巡っていくという動画。
なのですが、サムネイルやタイトルを見ても一体「何の思い出の場所なのか」「なぜ思い出の場所を巡っているのか」という部分が全く想像できないため、視聴者としては見るフックが乏しい状態です。
みやたこの宣伝動画にしか見えず、タイトルとサムネイルを工夫するだけで再生回数は伸びる動画の典型的な例といえるでしょう。
ドッキリで三又又三に借金返せとブチ切れてみた【ヒカル考案】
ヒカルさんのアイデア自体は素晴らしいのですが、ドッキリであることをタイトルに入れる必要もなければ、ヒカル考案の文字をタイトルに含める意味もありません。
加えてサムネイルの文字は小さくて読めないという始末。「借金取立」くらいの文字数でドデカ文字サムネイルを決めるのがいいと思います。
サムネイルについては、法則的な面でこちらの記事などが参考になるかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。