芸能人がYouTuberとして参画する流れが「単なる興味、うまいもの話」から「生きていくための必然」に変化した現代社会。
先の見えない未来を不安視するタレント・芸能人をサポートしようと、様々なプラットフォームや仕組みが急速に生まれています。
例えば、キングコングの西野さんは吉本興業所属の芸人とオンラインでお茶をしたりお酒を飲んだりすることができる有料制プラットフォーム「シルクロード」を開発するなど、目まぐるしくサービスが生まれています。
そんな中、トップYouTuberのヒカルさんが、新たな取り組みとして「芸能人コンサル」をオープンしたと本人の動画で語られました。
とある有名芸能人からYouTubeコンサルしてほしいと言われました…
話題になっているのが、2020年4月29日にアップロードされたこちらの動画。
13分のトーク動画の中で、困っている人を自分がどのように助け、また自分にとってもどのようなメリットがあるかを端的にわかりやすく説明しています。
内容は「YouTubeを今から始める芸能人の方には、ノウハウを全く知らない人も多くいると思います。
YouTubeの第一線で活動している自分が教えられることはあると思うし、芸能人とはコネクションも作っていきたいので、ぜひお気軽にDMしてください」というもの。
「ちょとの工夫で伸びるはずの芸能人はたくさんいるので、そこを一緒に考えていきましょう。場合によってはコラボすることも可能です」
という力強いメッセージを390万人のチャンネルで発信しているヒカルさん。
そんなヒカルさんが作り上げる世界は、YouTubeをどのように変革させていくのでしょうか。
YouTuberヒカルは「救世主」となり得るか
この質問に対して結論から申し上げれば、ヒカルさんのこの取り組みは芸能人にとっての「救世主」となることは間違いありません。
この状況の中で、困っている人とWin-Winの関係を作り出すことを非常に得意としているヒカルさん。
たくさんの芸能人や、実力派あるがマネタイズがうまくいっていない有名人が駆けつけてくることでしょう。
ヒカルさん自身も「ずっとテレビを見ながら育ってきた。自分が見てきた芸能人のために自分が何かできるスカイピース とがあるのであれば、喜んで関係性を築いていきたい」と述べています。
これにより、ヒカルさんのチャンネルそのものもコンテンツがより独自化していき、唯一無二のエンターテイメントを提供できるチャンネルになっていくことでしょう。
参考記事:ヒカルさんの唯一無二制について記載されている記事
「チャンネル登録者数390万人」は並みの影響力ではない
普段の生活の中で、「広告」というものにユーザーとしてしか接することのない人は、この390万人のチャンネルの影響力が持つ「金銭的な価値」をあまり理解していないように思います。
この390万人のチャンネルの恐ろしいところは、「ただ見ているだけ」ではなく、「購買に直結するファン層を抱え込んでいる」ということです。
下記の動画のように、企業タイアップの動画ではわずか3日で2億円の靴を売り上げる(単価が1万3千円なので、およそ1万8千足)など、偉業を残しています。
靴が3日で2億円売れてsold out!大スター宮迫とヒカルのテレビCM出演が決定しました!
動画の再生回数を加味すると、購買に至るコンバージョン・レートは金額帯に対しては非常に高い影響力を持っているのです。
ヒカルが作り出す「未来」-芸能との融合はカジサックと競い合う-
これがインフルエンサーの持つ現代の魔力であり、この影響力が芸能人と組んで混ざった時には、一体どんな社会がYouTubeに訪れるのかは今から楽しみです。
時を同じくして、吉本興業とUUUMが資本業務提携を行い、芸人とクリエイターの新たな架け橋を作り上げています。
詳細は下記の記事で記載されておりますが、簡単に言えば「吉本興業に所属している芸人が、UUUMのクリエイターとして所属することになり、多くのコラボが生まれていく」ということです。
UUUMと吉本興業をつなぐきっかけとなったカジサックさんと、芸能人とダイレクトでDMを解放しているヒカルさん。
「エンタメのその先」を見ているこれらのクリエイターが作り出す世界に、世の中は何が起きるのかと固唾をのんで見守っています。
[…] 【コラム】ヒカル「芸能人コンサル」は迷える子羊を救えるか […]
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