若者の間ではもはや「知らない人はいない」レベルにまで到達しているのではないかと殿堂入りしているYouTuberグループ「東海オンエア」さん。
リーダーのてつやさんをはじめとして、愛知県岡崎市の強烈なキャラクターとして成功を積み重ねている彼らですが、メンバーの中でも最も年上、「賢い」キャラクターとして君臨している虫眼鏡さんの人生の選択は即決でした。
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「子どもと触れ合っていることが職業になる」選んだ教員の道

あまり裕福な家庭環境でなかった虫眼鏡さんは、大学進学を目指す過程でも「大学の学費は出さない」と両親から言われていました。
元々は医者や薬剤師などの医療系の職業に憧れていた虫眼鏡さんですが、自身の学力やお金のことを考えると、到底現実的ではありませんでした。
「子どもと触れ合っている中でお金が稼げる職業」である、教師として働くために教育系の大学に入学した虫眼鏡さんは、晴れて教員生活を送ることになります。
しかしながらその教員生活もわずか9ヶ月で終了を迎えることになります。
東海オンエアとして活動を続けていた虫眼鏡さんは、ある日校長先生に呼び出され自身のチャンネルを見せられます。
「教員がこんなことをしているのは生徒にもよくない影響を及ぼしかねない。このまま教員を続けてYouTuberを辞めるか、教員を辞めるかのどちらかにしろ」
即答で「では、教員を辞めます」と答えた虫眼鏡さんはその選択に後悔はなかったと言います。
ラジオチャンネル「虫眼鏡の放送室」では、自身の思いの丈をありのままに
そんな虫眼鏡さんの運営する「東海オンエアのサブチャンネルの一つ」である虫眼鏡の放送室では、ラジオ形式で虫眼鏡さんが思うことをつらつらと話しています。
YouTuberに対する感想をトップクリエイターらしく語っているこんな動画もあれば、
「YouTuber」って別にバカにされてもよくない?
身近な食べ物に対しての身近な疑問を40分に渡るラジオで取り上げているこちらの動画など、個性豊かな動画群がウィットを感じさせます。
すき焼きに白菜入れない人代わりに何入れてんの?
「東海オンエアに目標はない」あくまでも遊びの延長、だからこそ成功できている

東海オンエアさんの目標はなにかと聞かれた虫眼鏡さんは、「皆さんは友達と遊ぶときに、何か目標を決めますか?」と即答。
あくまでも仲の良い友達と一風変わった遊びをしているに過ぎないと語る虫眼鏡さん、だからこそ成功できているのだと言う。
東海オンエアさんの動画では、確かに「心からの笑い」のシーンが多い。
事前に決まっている台本であってもアドリブによりメンバー同士が笑わせ合おうとする姿勢は、「一番楽しんでいるYouTuber」と言っても過言ではないような気がします。
虫眼鏡さんの独特の言い回しは非常に洗練されており、小難しい言葉を使いながらもわかりやすい解釈になるような「道」が敷かれているしゃべり口。
そんな虫眼鏡さんは、YouTuberと言う活動を続けながらも、多彩な活動を並行して行なっています。
ラジオ活動や執筆など、個人での「セカンドキャリア」も手繰り寄せている
虫眼鏡さんは自身のラジオコンテンツや「東海オンエアの動画が6.4倍面白くなる本」などの執筆活動など、個人の力を生かした活動も積極的に行なっていきたいと語っています。
何が起こるかわからないYouTuberと言う世界の中で、収入や活動の軸を増やし、自分自身をより魅力的にしていくとともにセカンドキャリアを意識する。
メンバーの中でも最も「頭が良い」と言われる虫眼鏡さんであるからこそ取れる様々な選択肢が、メンバーにもプラスの影響を与えていることはまちがいないでしょう。
個人が強烈な個性を持ち合わせ、その無限の組み合わせで日々コンテンツに爆発を起こしている東海オンエアさん。
年上でインテリキャラの虫眼鏡さんが東海オンエアに加えるスパイスは、人気店の隠し味を秘伝のタレに変える唯一無二の存在になり続けるでしょう。
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