オリラジ吉本退所や朝倉未来。記者会見にYouTubeが選ばれる理由

2020年12月28日、中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY(チャンネル登録者数384万人)にて以下のような動画がアップロードされ、反響を呼んだ。

【緊急会見】オリラジ吉本興業独立・退所会見

200万を超える再生回数、および3,200件を超えるコメント。

同チャンネルの中でも屈指の引きをとるコンテンツである。

また、2021年5月19日、那須川天心氏のYouTubeチャンネル「那須川天心チャンネル(チャンネル登録者数66.9万人)」にて以下のような記者会見が発表された。

これは正式な内容の「記者会見」ではないが、視聴者の心をくすぐった。

那須川天心vs朝倉未来 記者会見

「イェイ・イェイ・イェ・イェ・イェイ」と那須川天心氏の軽快な挨拶から始まる記者会見動画は、まさに現代の情報発信メディアにYouTubeが適していることを表しているだろう。

動画が公開されてから3日後のYouTube急上昇ランキングで3位をキープしているのがその証拠だ。

なぜ、記者会見はYouTubeに適しているのか

・どこに居ても見れるお手軽さ
・コメントによる共感性・リアルタイム性

の2つではないだろうか。

1つ目の「どこに居ても見れるお手軽さ」に関しては言うまでもないだろう。

これはもはや「ベッドの上」などと言った環境を指しておらず、
「会社のトイレの個室」「サウナを浴びて家に帰るまでの道」など、

これまでテレビを閲覧するのが不可能であったタイミングでも映像メディアを視聴できるようになった。
これはユーザビリティの観点からかなり大きい。24時間のデッドスペースを埋めた物理的な要因である。

無視できないのが2つ目の「コメントによる共感性・リアルタイム性」の部分だ。

「テレビを見る」という文字面から想像できる光景は、ちびまる子ちゃんに代表されるような国民的アニメが描く「お茶の間」という方も多いはず。

それもそのはずで、テレビは「家族みんなでエンターテイメントを楽しむためのハード」として普及したツールだからである。

複数人で一緒の番組を視聴し、ああでもない、こうでもないと「お茶の間談義」が行われる事 ーつまりは、「会話のきっかけ、話題の提供」になっているー 事こそが有意な部分。

しかし、実態としてはテレビは子どもにとっては「お母さんが帰ってくるまでの暇つぶし」であったり、
一人暮らしの女性がなんとなく物寂しさをかき消すために点けている、というケースも多いのではないだろうか。

このような状況では、テレビを見ていても視聴者は「会話」を楽しむことができない。

加えて分が悪い事に、日本社会の「生涯未婚率」はどんどんと増えている始末。

実際、総務省統計局の国勢調査によると、日本人男性の生涯未婚率は2000年に10%を突破。 以降は年々上昇を続け、2015年時点では男性で約23%、女性で約14%にもなるという結果が出ている。

EL BORDE 「2040年、約4割が単身世帯に!? 80年代生まれは「ソロ社会」をどう生きる?」
https://www.nomura.co.jp/el_borde/real80s/0011/#:~:text=%E7%B7%8F%E5%8B%99%E7%9C%81%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%B1%80%E3%81%AE,%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%EF%BC%88%E5%9B%B31%EF%BC%89%E3%80%82&text=%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%80%81%E6%9C%AA%E5%A9%9A%E3%81%AE%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%82%84,%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%82%8F%E3%81%91%E3%81%A0%E3%80%82

こうなってくると「映像コンテンツを見ながら意見交換ができる場所」がとても基調になってくるのである。

さて、お気づきの通りYouTubeはリアルタイムでのチャット機能やアーカイブに対するコメント機能が付いている。これが「孤独を埋めるのにぴったりであった」という動機付けに繋がる訳だ。

特に記者会見のような「賛否両論」が別れるコンテンツは、一人で見るのにはどこか物足りない。
コンテンツ自体は面白いのに、一人ではまるで味のついていないすき焼きを食べているような「ぎこちなさ」がある。

「多くの人が、紙一重の選択で人生を大きく変えている。」今やトップYouTuberの一角を成す朝倉未来氏の金言だ。

話題性を呼び多くの意見が飛び交うコンテンツこそ、リングはYouTubeなのかもしれない。

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